小野が同点弾！札幌　今季初練習試合で川崎Ｆとドロー

川崎Ｆとの練習試合でパスを出す札幌ＭＦ小野（右）

　Ｊ２札幌は９日、沖縄・吉の浦公園ごさまる陸上競技場で川崎Ｆと今季初となる練習試合（４５分×３本）を行った。１本目から出場したＭＦ小野伸二（３５）が、０―１で迎えた２７分に同点ゴール。試合も１―１で引き分けた。

　２０１５年の「コンサドーレ１号」を叩き込んだのは、やっぱりこの男だった。右サイドでＭＦ荒野がキープ。小野は相手ＤＦが下がって空いたスペースに飛び込んだ。ＦＷ都倉がスルーするとすかさず狙った。「きょうのゴールはこのキャンプで一番いいシュートだった。ゴールに蹴るだけだった」。同期で日本代表を一緒に引っ張ったＭＦ稲本との初共演で、しっかりと結果を残した。

　キャンプイン直前、１月２５日のファン感謝イベントで「自分が取りたい」と誓った今季第１号ゴール。公式戦ではないが、まずは初実戦で順調な滑り出しだ。「ミスもたくさんあったが、チームもまだ２週間なのでしようがない。その中でやるべきことはできた」。開幕まで１カ月。手応えを胸に、調整のペースを上げていく。