香川は復調気配　７戦ぶり先発で今季初アシスト「これを自信に」

＜フライブルク・ドルトムント＞香川（中央）は7戦ぶりに先発で今季初アシストを記録した　（ＡＰ）

ブンデスリーガ第２０節 ドルトムント３―０フライブルク

（2月7日）
　ドルトムントのＭＦ香川に、不調脱出の出口が見え始めた。フライブルク戦で７試合ぶりに先発復帰を果たすと、リーグ戦での今季初アシストをマーク。トップ下で積極的なプレスや仕掛けでリズムをつくり、２―０の後半２７分には中央から左へパスを通し、ダメ押し点を演出した。「ホッとするところはある。こういう感覚は長く得られなかったから」と久々の勝利の味をかみしめた。

　今季、思わぬ苦境に立たされた。名門マンチェスターＵから古巣に復帰。復帰戦でいきなりゴールを決めたものの、その後は自身もチームも低迷。１月のアジア杯準々決勝ＵＡＥ戦では、ＰＫを外して涙を流した。インサイドハーフとして我慢強く起用し続けた日本代表のアギーレ前監督も解任された。「ショッキングなニュース」と動揺は隠せなかったが、ピッチ上で冷静に結果を示した。ドルトムントは３―０の快勝で、最下位から抜け出した。「これを自信に変え、継続していきたい」と香川。力強い口調に、復調への自信をのぞかせた。