川崎ＦがＤＦ田中裕介のウェスタン・シドニー移籍を発表

　Ｊ１の川崎Ｆは１３日、ＤＦ田中裕介（２８）がオーストラリアＡリーグのウェスタン・シドニー・ワンダラーズ（ＷＳＷ）に完全移籍すると発表した。

　東京都出身の田中は、桐光学園高から０５年に横浜入り。１１年に川崎Ｆへ移籍し、１４年シーズン限りでの退団が発表されていた。Ｊ１リーグ戦の通算成績は２０５試合１０得点。昨季は２７試合１得点だった。

　田中は川崎Ｆを通じ、「この度ウェスタン・シドニー・ワンダラーズに移籍することになりました。２０１１年に移籍してきてから４年間。いい時も悪い時も支えてくれたサポーター、このチームに来て出会った全ての方々に感謝しています。タイトル獲得には至りませんでしたが、プロとしてフロンターレの為に走り続けられたことは僕の人生の大きな財産になりました。等々力で声援を受けることが僕のサッカー人生を輝かせてくれました。チームも住む国も変わりますが、まだまだ走りたいと思いますのでフロンターレの次に応援してもらえたら嬉しいです。本当に楽しかったです。ありがとう！フロンターレ！！！」とコメント。

　ＷＳＷは昨季のアジアチャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）王者で、昨季まで元日本代表ＭＦ小野伸二（３５＝現Ｊ２札幌）が在籍。今年のＡＣＬでは、鹿島と同じ１次リーグＨ組に入っている。