×

左手骨折の疑いも…大久保 J史上初!単独連続得点王当確

[ 2014年12月7日 05:30 ]

<神戸・川崎>後半40分、大久保はPKを決め、得点王の座を決定的なものとする

J1最終節 川崎F2―1神戸

(12月6日 ノエスタ)
 アクシデントを乗り越えて、川崎Fの大久保がJ史上初の単独での2年連続得点王をほぼ手中にした。前半11分に右足弾で先制すると、後半40分にはPKでゴール。今季通算得点を18に伸ばし「良かったです。忘れられない一年になる」と笑顔を見せた。

 開始5分に接触プレーで左手甲を負傷。骨折の疑いもある中、患部にテーピングをする応急処置を施して結果を出した。雪で延期となった新潟―柏戦を残すが、両クラブの最多得点者は10得点のレアンドロ(柏)で逆転の可能性は極めて低い。

 過酷なシーズンだった。今季はリーグ、ACL、ナビスコ杯に加え、W杯ブラジル大会にも出場。W杯から帰国後は疲労から体に力が入らない状態や、耳が聞こえにくい症状に悩まされた。それでも、日課である全体練習後の居残りシュートを欠かしたことはなく、32歳になった今季も練習量はチームで誰よりも多い。「こんなに疲れたシーズンは初めて。早く終わってほしかった」。昨季26得点には大きく及ばないが、コンディション不良の中で獲得したキングには大きな価値がある。

続きを表示

この記事のフォト

2014年12月7日のニュース