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遠藤 背番7奪回!史上初ア大会4連続出場へ“結果残す”

[ 2014年11月13日 05:30 ]

FKの練習で壁を巻いてゴールを決める遠藤

 サッカー日本代表は12日、ホンジュラス戦(14日、豊田ス)に向けて、愛知県豊田市内で戦術練習などをこなした。この日は背番号も発表され、W杯ブラジル大会以来の日本代表復帰となったMF遠藤保仁(34)は以前と同じ背番号7をつけることが決定。居残りでFK練習をするなど意欲十分のベテランが、史上初のアジア杯4大会連続出場に向けて結果を残す。

 日本代表の恒例行事が復活した。練習後のクールダウンが終わると、遠藤はただ1人ピッチへ歩きだして居残りFK練習を開始。集まった5100人のファンの視線を一身に集めながら、モラス・フィジカルコーチら壁3人を相手に11本を蹴り込んだ。うち4本でネットを揺らし、右足の感触を確かめた。

 「やれる時にしっかりやらないと。FKやCKは非常に重要なんで」。アギーレジャパン5戦目にして代表に復帰。10年以上も日の丸を背負い、キッカーとしても日本代表を支えてきた34歳は、自身の復帰初戦を前に意欲をのぞかせた。

 発表された背番号は、代名詞の「7」をつけることが決まった。招集されなかった4試合で背負っていた柴崎から“奪回”した格好だが「番号よりもピッチの中でいいパフォーマンスを出すことが大事」と話すように、練習中から風格をのぞかせる。右インサイドハーフに入って戦術練習をこなすと、1人違うリズムとタッチでパスをさばいた。

 新生日本代表に違和感はない。アンカーには今野、左インサイドハーフには香川が位置。ポジションは違ってもW杯ブラジル大会をはじめ長年プレーしてきた仲間と早くも息の合った連係を披露する。

 「まだ理解しないといけない部分はある。自分としては一緒にプレーしたメンバーが多いのは心強い」

 ホンジュラス戦とオーストラリア戦で結果を残せば、史上初のアジア杯4大会連続出場の可能性は高まる。中盤ならどこでもこなす上に、今回与えられた役割も既に理解。「より高いポジションになるので、フィニッシュの意識を持ちたい。いろいろなところに顔を出したい」とゴールへ向かう姿勢を強調した。Aマッチ145試合出場を誇るベテランが、一発回答で1月のオーストラリア行きを決めてみせる。

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