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浦和、8年ぶりリーグ優勝に王手! 敵地で横浜を撃破 次節はG大阪と直接対決

[ 2014年11月3日 18:56 ]

<横浜・浦和>後半、浦和・関根はゴールを決め喜ぶ

J1第31節 浦和1―0横浜

(11月3日 日産ス)
 J1リーグ戦は3日、第31節の残り1試合が日産スタジアムで行われ、首位の浦和が前節10位の横浜を1―0で破って、2006年以来8年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。

 後半31分に途中出場した若武者が、そのわずか3分後に一瞬にしてスタジアムを歓喜に変えた。両チームとも決め手に欠き、こう着状態のまま0―0で迎えた後半34分だ。右サイドを浦和ユースから昇格した高卒ルーキーのMF関根貴大(19)が駆け上がり、中央へパスを送る。このボールを主将のMF阿部勇樹(33)がミドルシュート。相手GK榎本哲也(31)が弾いたボールを、ゴール前に詰めていた関根が右足で押し込んだ。

 劇的勝利で、浦和の勝ち点は61に。前日2日に仙台と1―1で引き分けて勝ち点1を上積みするにとどまったG大阪との勝ち点差は前節の「3」から「5」に広がった。浦和はホームの埼玉スタジアムで22日に行われる2位・G大阪との直接対決に勝てば、2試合を残して2006年以来8年ぶり2度目となるリーグ優勝が決定する。

 浦和はリーグ2連覇に王手がかかっていた2007年の最終節で、すでに最下位でのJ2降格が決まっていた横浜FCに敗れ、鹿島に優勝をさらわれるという苦い経験がある。その時のスタジアムが、この日と同じ日産スタジアム。浦和の選手、サポーターにとっては“鬼門”となっていたが、あれから7年。今度は劇的な勝利で王手をかけた思い出のスタジアムとなった。

 ▼ペトロヴィッチ監督 勝ち点3が欲しい試合だった。勝ち点1でも悪くはないが、得失点差ではG大阪の方が上なので、勝ち点1では、次のG大阪戦を大きなプレッシャーの中で戦うことになっていた。理想的な結果だ。

 ▼MF関根 チームがいい状況じゃなかったので、自分で決めてやろうと思って入った。本当にうれしい。最近仕掛ける勇気があまりなかったように感じていたので、きょうは思い切って入ろうと思った。それがゴールにつながって良かった。この調子でG大阪にも勝ってしっかり優勝を決めたい。

 

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2014年11月3日のニュース