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内田“我慢の守備”で1勝貢献「前に行こうとは思ったけど…」

[ 2014年10月23日 05:30 ]

スポルティング戦に右サイドバックでフル出場したシャルケの内田(左)

 欧州CL1次リーグは8試合が行われ、シャルケのDF内田篤人(26)はホームのスポルティング(ポルトガル)戦に右サイドバック(SB)でフル出場し、4―3の勝利に貢献した。チームは勝ち点を5に伸ばし、G組2位をキープ。スポルティングの日本代表FW田中順也(27)はベンチ外だった。

【欧州CL動画 G組順位表 内田 日程と成績】

 壮絶な打ち合いを制した。内田は得点に絡まなかったが、守備で貢献する場面が目立った。前半7分には相手FWナニからボールを奪って、出はなをくじいた。「切れが命の選手は最初に乗せると後々、響いてくるからね」。前半32分に相手選手の退場で数的優位に立ちながら苦しんだが、競り勝った試合後はしてやったりの表情を見せた。

 反省点は後半19分の失点。内田の背後を突いたカリージョを止めきれなかった。裏を取らせてから奪いにいくという駆け引きに出たが、ボールはゴール前にこぼれ、結果的に味方の反則でPKを取られた。「あれは俺のミス。ちょっと欲が出たね」と振り返った。

 18日から指揮を執るディマッテオ監督は攻守のバランスを重視する。「それは(前日本代表監督の)ザックさんと似ている。何回も前に行こうと思ったけど(監督に)止められる。ベンチ前、あそこは関所だね」と笑う。だが、勝利のためなら守備にも徹する。11月にホンジュラス、オーストラリアとの対戦を控える日本代表への復帰も決定的。今季は右膝負傷で出遅れたが、存在感は増すばかりだ。

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2014年10月23日のニュース