×

ブラジル新9番タルデリ2発 アルゼンチン撃破!

[ 2014年10月12日 05:30 ]

<ブラジル・アルゼンチン>ネイマール(右)らに祝福されるタルデリ(中) (AP)

親善試合 ブラジル2―0アルゼンチン

(10月11日 中国・北京)
 14日に日本と対戦するブラジルが宿敵を撃破した。11日、中国・北京で行われた伝統の一戦「スーペル・クラシコ」でアルゼンチンに2―0で勝利。エースのFWネイマール(22=バルセロナ)は不発だったが、FWジエゴ・タルデリ(29=Aミネイロ)が2ゴールを挙げて3連勝に貢献した。アルゼンチンのFWリオネル・メッシ(27=バルセロナ)は前半41分にPKを外すなど無得点に終わった。

 ともに10番で主将のネイマールとメッシのバルセロナ同僚対決に注目が集まった一戦で、地味なブラジルの新9番が不発の両エースから主役の座を奪った。29歳のFWジエゴ・タルデリが代表初ゴールを含む2ゴールと活躍。序盤は相手にボールを支配される中で、前半28分に相手クリアミスを右足ダイレクトで先制点を決めると、後半19分に右CKから頭で追加点を押し込んだ。

 “ドゥンガ・チルドレン”だ。ドゥンガ監督が前回指揮を執っていた09年に初招集されたが、10年W杯南アフリカ大会はバックアップメンバーであと一歩で出場を逃した。自国開催で4位に終わったW杯後にドゥンガ監督が復帰すると、タルデリも4年ぶりに招集され、3試合連続先発出場。持ち味は豊富な運動量で「監督からは自由に動けと言われている」と中盤まで下がって攻撃に絡み、守備でも前線からボールを追って貢献した。

 これでドゥンガ体制3連勝で、しかも3試合連続完封。指揮官が求めるハードワークで堅守が復活したセレソンが、アギーレジャパンに立ちはだかることになる。

続きを表示

この記事のフォト

2014年10月12日のニュース