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湘南 6試合残してJ2初優勝!9地区でのパレードを計画

[ 2014年10月12日 05:30 ]

サポーターと優勝を喜び合う湘南イレブン

J2第36節 湘南0―0東京V

(10月11日 味スタ)
 既にJ1昇格を決めている湘南が初のJ2優勝を飾った。敵地の東京V戦で0―0で引き分けて勝ち点89とし、6試合を残して2位・松本との勝ち点差を19として優勝が決まった。次節19日のホーム・長崎戦で優勝セレモニーを開催。最終戦後の11月24日に神奈川県平塚市内でパレードするのに加え、他のホームタウンでの優勝報告行脚プランも進められている。

 厳しい表情を見せていたチョウ・キジェ監督は優勝記念Tシャツを着て、ゴール裏のサポーター席へ向かうと笑顔に変わった。全員で勝利のダンスの後、選手の手で3度宙を舞った。「勝って決めようと選手には言ったが…。残って一緒に戦った選手に助けられた」。11日の会場は昨季J2降格が決まった時と同じ味スタ。苦労を思い出し、会見では声を詰まらせた。

 36試合でわずか1敗の27勝8分け。この日で21試合目の無失点試合、21試合負けなし(13勝8分け)など記録ずくめの頂点となった。6試合残しており、指揮官は「甲府の記録(24試合負けなし)は抜きたい」と言った。

 99年12月にフジタが撤退後、親会社を持たない市民クラブになった湘南を支えてきたのは地域の人たち。パレードを行う平塚以外の藤沢市、厚木市、小田原市などホームタウンの9自治体へも感謝を表す計画が練られている。優勝シャーレを持って監督、選手全員がバスで各市役所を回る。約6時間かかる予定で、足を運んで直接気持ちを伝える。地域に愛されるクラブは、J1となる来季も姿勢は変わらない。

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2014年10月12日のニュース