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佐藤会心の2発!G大阪 宇佐美ら温存も層の厚さ見せつけ完勝

[ 2014年9月11日 05:30 ]

広島戦の後半、ゴール前に攻め込むG大阪・佐藤。右は広島・GK林

天皇杯4回戦 G大阪3―1広島

(9月10日 Eスタ)
 層の厚さを見せつける完勝だった。7日のナビスコ杯・神戸戦から中2日。エース宇佐美らを温存し、先発6人を入れ替えて臨んだG大阪が2大会ぶりの8強を決めた。

 立役者は佐藤だ。前半30分、リンスのパスを右足で先制ボレー。同45分には今野のクロスを流し込み貴重な追加点を挙げた。3月19日、ナビスコ杯予選リーグの神戸戦以来、半年ぶりの得点。「長かった。シュートしても入らないんじゃないかとか考えすぎて、試合に出るのが怖いこともあった」。マジメな正確が裏目に出てプレースタイルを見失いつつあったとき、長谷川監督から「自分らしくやれ」と言われて吹っ切れた。12年にチーム日本人最多の11得点を挙げた点取り屋は「まだまだ貢献できていない。弾みをつけたい」と反攻を誓って前を見据えた。

 ナビスコ杯4強進出クラブ対決を制し、J1で唯一、3冠の可能性を残した。主将として牽引した遠藤は「勝ちながら成長していきたい。タイトルを取りたい」と高らかに宣言した。13日には再びリーグ戦で、広島と激突する。雪辱に燃えるJ王者を返り討ちにして、タイトル総ナメを狙いにいく。

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2014年9月11日のニュース