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磐田 最下位富山に辛勝…前田先発復帰弾も守備陣に課題

[ 2014年8月18日 05:30 ]

<磐田・富山>DFにブロックされながらシュートを放つ前田(左)

J2第27節 磐田3―2富山

(8月17日 ヤマハ)
 磐田はホームで最下位の富山に3―2で辛勝した。FW前田がリーグ6試合ぶりに先発復帰し、新潟から加入したDF坪内が左SBでデビュー。FW山崎の2試合ぶり今季6点目、MFチンガの来日2ゴール目、そして前田が復帰ゴールを飾った。しかし、守備は後半39分から2失点。後半戦6試合14失点と引き続き課題を残した。

 戻ってきたエースが鮮やかな追加点を放った。後半36分、MF白星東(ペクソンドン)がエリア内左からパス。これをファーサイドから右足で振り抜いた。強い弾道はGKの股を抜けネットへ突き刺さる。ゴール裏から大歓声が前田に降り注いだ。

 先月17日に右足のひらめ筋を肉離れ。離脱すると鳥取まで足を運んだ。柔軟性や身体の合理的な動きを促す「初動負荷」のトレーニングを推奨する施設。プロ野球の山本昌やイチロー、サッカー界では本田圭佑(28=ACミラン)も理論を学んだ場所で、力強い復帰へ備えた。

 エースの3点目で3―0としたが、守備はこの3分後から2失点。シャムスカ監督は「精神的な不安定さが垣間見えた」と苦い表情を浮かべた。今週は20日の天皇杯3回戦・奈良クラブ戦、24日に首位・湘南戦と連戦が待つ。短い時間で立て直しを図る。

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2014年8月18日のニュース