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Yトゥーレ強行先発へ!コートジ指揮官「40~50%でも重要な選手」

[ 2014年6月12日 06:01 ]

日本戦に向け調整するコートジボワールのY・トゥーレ

 左太腿裏の肉離れから復帰を目指しているコートジボワール代表MFヤヤ・トゥーレ(31)が、14日(日本時間15日)のW杯1次リーグ初戦の日本戦で強行先発する可能性が高まった。10日(同11日)にベースキャンプ地で会見を行ったサブリ・ラムーシ監督(42)が、スポニチ本紙の直撃にいら立った表情を見せながらも示唆した。状態はベストではないものの、日本にとって脅威となるのは確実だ。

 やはり出てくるのか。大挙して訪れた日本の報道陣で埋め尽くされた会見場。負傷明けのヤヤ・トゥーレについてラムーシ監督は本紙記者に「君は我々の取材を始めてもう2週間ほどがたつが、ヤヤはどうだ?ヤヤは日本戦に出場できるのか?とかヤヤに関する質問しかしないじゃないか」といら立った表情を見せながらも、こう言い放った。

 「私は当然、状態が100%の選手を起用したいと望んでいる。でも彼は経験豊富な選手。たとえ40~50%の状態でも我々にとっては重要な選手だ」

 マンチェスターCに所属するヤヤ・トゥーレは、今季リーグ最終戦となった5月11日のウェストハム戦で左太腿を負傷。チームの全体練習に合流したのは、ブラジル入りした「8日から」(指揮官)という。練習でも左太腿裏を気にするそぶりを見せるなどベストでないのは明らか。指揮官も「1カ月も戦列を離れていたんだ。万全ではない」と強調した。

 その一方で、ベルグエンティ・コーチは「状態は良いよ」と証言。10日の練習では主力組に入って戦術練習も行っており、手負いの司令塔が日本戦で先発起用される確率は高そうだ。キーマンの回復具合に気を配ると同時に指揮官は日本対策も順調に進めている。2日のコスタリカ戦、6日のザンビア戦もすでにチェック。Cグループで日本が最も危険な存在か?と問われると「ウィ(フランス語でイエス)。特に攻撃陣が危険だ。香川、本田、長友ら個人技が優れた選手が数多くいる」と話した。

 10日の非公開練習を日本の報道陣が崖の上から見ていたことを伝え聞くと「ちょっとフェアじゃないね」と指摘しながらも「そんな問題じゃない」と自信ものぞかせた指揮官。司令塔の起用法については、試合直前まで熟慮することが想定されるが、日本にとっては仮に背番号19が先発しない場合でも厄介な相手であるのは間違いない。

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