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大久保に援軍!「ヨシ・メーター」がW杯仕様になって現地入り

[ 2014年6月12日 05:46 ]

W杯でゴールを狙う日本代表FW大久保

 好調をキープする日本代表FW大久保嘉人(32=川崎F)が、強力援軍を得て自身2度目のW杯に挑む。Jリーグで大久保の通算得点をカウントしている「YOSHI―METER(ヨシ・メーター)」の、W杯仕様へのカスタマイズが11日までに完了。14日(日本時間15日)の初戦コートジボワール戦に合わせて現地入りすることが決まった。

 「ヨシ・メーター」は昨年7月13日の浦和戦での大久保のリーグ通算100得点達成を記念し、川崎Fのサポーター有志が大リーグ・ヤンキースのイチロー外野手のマリナーズ時代の安打数を表示する「イチ・メーター」にヒントを得て作製。縦1・5、横7メートルの巨大横断幕で大久保はメーター始動後もゴール量産を続け、昨季は26得点を挙げ初の得点王を獲得。今季も8ゴールで得点ランクの日本人トップタイに立ち、現在メーターは「123」を示す。縁起物のブラジル入りに、背番号13は「毎試合、点を取るつもりでやる。やるからには得点王も狙いたい」と燃えている。

 川崎Fで使用されるものはクラブカラーの水色と白が基調だが、W杯版はブラジルカラーの黄、緑がベース。従来3桁まで表示できるものを2桁に変更し、100の位のスペースには日本とブラジルの国旗を記した。製作者はビッグフラッグ作製などを手がける有限会社染太郎を経営する影山洋氏(58)。「W杯で1点取ることが大変なのは分かっているが、絶好調なら2桁も夢じゃない」と願いを込めた。

 メーターは数字部分の布を張り替えてカウントする仕組みで、川崎Fのサポーターの中にはどんな状況でも30秒以内に数字を変更するスペシャリストが存在。その“カウンティング職人”は今回のブラジル入りを見送るが、有志の間でスムーズな数字変更に向けたリハーサルも開始しており不安はない。「ヨシ・メーター」のアンドロイド版アプリも登場するなど、周囲の期待は過熱の一途。サプライズ選出からちょうど1カ月がたち、爆発の舞台は整った。

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2014年6月12日のニュース