中田英寿氏　代表へのメッセージは「特にないです」

「ｎａｋａｔａ．ｎｅｔ　Ｃａｆｅ２０１４＠サンパウロ」レセプションに出席した中田英寿氏

　元サッカー日本代表の中田英寿氏（３７）が２日、都内で行われた「ｎａｋａｔａ．ｎｅｔ　Ｃａｆｅ２０１４＠サンパウロ」レセプションに出席。２週間を切ったＷ杯の決戦に向けて日本代表に「５０年先につながっていくような日本サッカーの形を」とエールを送った。

　現地で観戦するため、ブラジルへ向かう中田氏にとって、出発前最後のイベント出演。「僕はブラジルが優勝することを望んでいますし、日本がもちろん優勝までいけばいいが、非常にいいところにいくことを望んでいます」とコメントした。

　２００６年ドイツ大会まで３大会連続でＷ杯に出場した中田氏は後輩への特別なメッセージは「特にないです」とキッパリ。「どうやれば試合に勝てるとか、どうやれば決勝トーナメントに残れるかを論議してもしょうがない。当然、Ｗ杯は大事な大会であり、世界で一番大きな大会。とはいえ、４年に１回はあるもの。今回結果を出すことは大事だとは思うが、それ以上に、次につながっていく、２０１８年、２２年、その先に５０年先につながっていくような日本サッカーの形ができればいいのでは」とエールを送った。

　注目選手についても「注目の選手といってもだいたい同じ名前が上がるので、あまり言ってもしょうがない。個人のプレーが素晴らしい、素晴らしくないというよりも、自分が感動するようなサッカーを見せてもらえればそれでいい。Ｗ杯は毎回おもしろい選手がでてくるものなので、そういうサプライズがどういう形で出てくるかが楽しみ」とニュースターの誕生に期待を寄せた。