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香川 新宿アルタ前でサポーターと6度絶叫「絶対に勝つ」

[ 2014年5月17日 05:30 ]

アディダス社のイベントにサプライズ参加した香川(左から2人目)はサポーターたちと円陣を組む

 6月12日開幕のW杯ブラジル大会に臨む日本代表FW香川真司(25=マンチェスターU)は16日、東京・新宿で開催された日本代表公式サプライヤー、アディダス社のイベントにサプライズゲストとして参加。駆け付けたサポーターと円陣を組むと声高らかに勝利の雄叫びを繰り返した。さらにスタートダッシュには欠かせない6月14日(日本時間15日)の1次リーグ初戦のコートジボワール戦に照準を定める意向を示した。

 新宿のど真ん中で香川が叫んだ。「絶対に勝つゾーっ」。背番号10のW杯用ユニホームに身を包み、アディダス社のイベントにサプライズゲストとして登場。詰めかけたサポーターと円陣を組み、6度も勝利の雄叫びを上げた。当初、人もまばらだった新宿アルタ前の広場は、香川の登場に200人を超えるファンが押し寄せ、一気にパニック状態と化した。

 「日本の皆さんに応援してもらいたく、サプライズをやってみました」。香川の発する一言一言に黄色い声援が飛んだ。12日の帰国後はゆっくり休むことはせず、13日には岩手・陸前高田を訪問し被災地を勇気づけた。イベント前には都内で長谷部、吉田、内田と合同自主トレでW杯に向けて始動。W杯で戦うため、そして日本中を少しでも盛り上げるため、一分一秒も無駄にせず準備を進めている。

 香川が描くW杯の必勝プランはロケットスタートだ。「コートジボワール戦が一番大事。4年前も初戦のカメルーン戦に勝って1次リーグを突破した。そこに合わせたい」と話した。ギリシャについては「組織的で手ごわい」、コロンビアも「個の能力が高い」と警戒しているが、結果次第で2戦目以降の戦い方が大きく変わってくる「初戦が大事」と繰り返した。

 4年前のW杯南アフリカ大会はサポートメンバーとしての参加だった。それだけに「ギリギリのところでピッチに立てなかった」と悔しさを隠さず、今回のW杯に懸ける思いは誰にも負けない。新宿の空に向けた6度の勝利の雄叫び。ブラジル大会で6つの勝ち星を重ねれば、ブラジル最大の都市リオデジャネイロで開催される決勝のピッチに立つことを意味する。それを実現させたとき、今度はブラジルの中心で香川が勝利を叫ぶ。

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