ブラジル・ナタルで初のテスト試合　Ｗ杯日本―ギリシャ戦会場

Ｗ杯に向けたテスト試合が開催されたドゥナス競技場＝３日、ブラジル・ナタル

　サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会で日本が６月１９日の１次リーグ第２戦でギリシャと対戦する北東部ナタルのドゥナス競技場で３日、本番を想定したテスト試合が開催された。観客の誘導や警備など１０項目で運営のチェックを行った。

　ブラジル全国選手権２部でナタルを本拠とするクラブ同士の試合に約１万人の観客が入った。競技場内の通路には警備員が立って観客席に目を光らせ、会場外ではおそろいの黄色のシャツを着たボランティアが笑顔でサポーターらを案内した。地元組織委員会の関係者は「本番に近い形で問題を洗い出すことが重要」と狙いを語った。

　日本―ギリシャなど１次リーグ４試合で使用される同競技場は１月に完成し、組織委によるテスト試合の実施は今回が初めてだった。（共同）