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G大阪“悪夢よぎる”今季初の3連敗で降格圏に転落…

[ 2014年5月4日 05:30 ]

横浜に敗れ、肩を落とすG大阪の(左から)今野、宇佐美、遠藤

J1第11節 G大阪0―2横浜

(5月3日 日産ス)
 2年前の悪夢が脳裏をよぎる結果となった。G大阪が横浜に0―2で敗れて今季初の3連敗を喫し、5節ぶりに降格圏16位に転落。通算2勝3分け6敗となり、11試合消化時点で、J2降格の屈辱を味わった12年と全く同じ成績となった。

 主将のMF遠藤は「しっかりと真摯に今の順位を受け止めないといけない」と神妙。それでもシュート数では相手9本に対して14本と上回り、ビッグチャンスも4~5回作るなど、収穫もあっただけに「もったいない試合だった。結果が出ないと前に進めないし、連戦で勝ち点6を取れるようにしたい」と6日の徳島戦、10日の名古屋戦での反攻へ前を向いた。

 パフォーマンスが上がらない日本代表DF今野を先発から外す荒療治も実らなかった。後半22分から途中出場した背番号15は「自分が一番分かっている。メンタルも含めて、すべてが良い状態ではない」と悩める胸中を告白。好調時のプレー映像を見るなど、復活を目指してやれることをやっている中で「乗り越えるしかない。自分が良くなればガンバを上げられる自信はある。ガムシャラにやるだけ」とチームとともに“どん底”から這い上がることを誓った。

 序盤に立て続けに相手GKとの1対1を防がれるなど、5試合ぶり無得点で再び露呈した決定力不足。切り札として期待され、3試合続けて途中出場したFW宇佐美も、後半39分にゴール前でのシュートを外すなど不発に終わり「そこ(決定力不足)を解消するためにいるのに…。力不足」と唇をかんだ。徳島戦まで中2日。昨季J2で2戦2勝と好相性の最下位クラブに勝ち、悪夢払拭へのきっかけをつかむしかない。

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