×

南野 3つの野望!W杯、クラブにタイトル、そして海外

[ 2014年4月28日 12:47 ]

「CEREZO MAGAZINE」の収録でインタビューを受けるC大阪の南野

 C大阪の日本代表候補FW南野拓実(19)が27日、大阪市此花区でスカパー!のインタビューに応じ、3つの目標を打ち明けた。4月にザックジャパンへ初招集され、W杯ブラジル大会のメンバー入りを視野に入れる新鋭。クラブでのタイトル獲得、海外移籍と、将来の夢も語った。インタビューのもようは、5月2日からスカパー!の新番組として始まる「CEREZO MAGAZINE」の第1回で放送される。

 今季が幕を開ける前から、思いはあった。98年仏大会の小野伸二以来となる10代でのW杯メンバー入り。4月に日本代表候補合宿に招集されると、その目標はより鮮明となった。現在の心境を南野はストレートに語り始めた。

 「W杯はサッカー選手の夢やし、自分もそこに行くためにサッカーをやってきた。サッカー人生の中のひとつの目標。02年の日韓大会で森島さん(現C大阪アンバサダー)がゴールを決めたときは嬉しかったし、あのW杯が終わってから、C大阪の試合を見るために長居(現ヤンマースタジアム長居)に行くようになった」

 C大阪のU―15、U―18と育ち、プロ1年目だった昨季から出場機会を重ね、ベストヤングプレーヤー賞を獲得した。次代のエースとして期待が高まる19歳は、クラブへ強い愛着を抱いている。

 「ユース(U―18)の3年間が、自分が一番伸びた時期だと思ってるし、あの3年間がなかったら今の自分はない。今はチームとしてタイトルを目標にしている。その中で自分が試合に出て、ゴールを決めたいという思いがある。そこ(ゴール)にこだわり続けていければ。お世話になってきたクラブに何かを残したい」

 優勝を勝ち取ることこそが、C大阪への恩返しだと南野は語る。そして、その先にはもうひとつの目標がある。明確に思い描く未来予想図は、海外クラブに移籍して活躍する自身の姿だ。

 「W杯に出場して活躍することもそうだけど、自分の最大の目標は、海外でプレーすること。高校1年生のときに、ハナサカクラブ(C大阪育成サポートクラブ)の援助があってモナコ遠征に行くことができて、遠征の後にひとりだけ練習参加させてもらった。あのときは“どうやったら特徴を理解してもらえるんやろう”とか考えて、めっちゃきつかった。でも、今でも常に高いところを意識しながら自分は戦っている」

続きを表示

2014年4月28日のニュース