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不振INAC、ドローではやくも“背水”会長が次戦勝利を厳命

[ 2014年4月28日 05:30 ]

<INAC神戸・千葉>前半、仲田(右)はヘディングシュートを狙うも空振りでゴールならず

 なでしこリーグ第5節は各地で5試合が行われ、4連覇を狙うINAC神戸は千葉と1―1で引き分けた。後半38分にFW高瀬愛実(23)の同点弾で敗戦を免れたが、1勝2分け2敗で7位に沈む現状に文弘宣会長は次節5月4日の吉備国際大戦での勝利を厳命。浦和は新潟を1―0で破り、5連勝で首位を守った。

【なでしこリーグ結果 順位表】

 敗戦だけは免れた。前半15分に先制点を許し、今季3敗目の足音が近づいていた後半38分、MF中島のロングボールにFW高瀬主将が右足で合わせる同点弾。相手GK山根のミスにも助けられ、勝ち点1をもぎとった。

 「負けて終わるより同点で終わったことはポジティブに捉えたい。でも勝ちたかった」と高瀬は笑顔なく振り返った。前節に続き、コンディションを考慮してMF澤がベンチ外。大黒柱を欠いた影響か中盤でボールを失う場面が目についた。勝利が遠い現状にも前田監督は「毎試合良くなっている」と強調したが、7位に沈む。女子アジア杯によるリーグ戦中断までの6試合を文会長は当初「4勝2敗」と想定していたが、この日は「2勝2分け2敗が最低ライン」と下方修正。次戦は勝つしかない。澤は次節に復帰予定で相手は最下位の吉備国際大。それでも勝利を逃したらチームに激震が走る可能性もある。

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2014年4月28日のニュース