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サッカーW杯で日本酒PR 連盟公認、現地で食事会

[ 2014年3月1日 16:16 ]

 サッカー・ワールドカップ(W杯)のブラジル大会が6月に開催されるのを前に、東京の酒販店が国際サッカー連盟(FIFA)の公認を取り付けた日本酒や焼酎を1日に売り出した。元日本代表の中田英寿さんと協力してブラジル・サンパウロでもイベントを開き、日本のお酒をPRする。

 日本酒は国内販売が低迷する一方で、輸出は増加傾向にある。W杯をきっかけに国内では若い世代に愛好家を増やし、海外でも認知度を高めようとの狙いだ。

 公認されたお酒は、全国の蔵元12社がつくる計14種類。日本酒では八海山(新潟県)や南部美人(岩手県)、焼酎は小牧(鹿児島県)などが並び、焼酎ベースのリキュールも名を連ねた。

 地酒に力を入れる「はせがわ酒店」(東京都江東区)が公認の手続きを取り、ブラジル大会のロゴなどをあしらったラベルを貼って販売する。

 日本酒の愛好家である中田さんは、はせがわ酒店とタッグを組んで、W杯開催中の6月中旬から下旬までサンパウロで日本のお酒と食事を紹介するイベントを開催する。今回の蔵元らも現地に出向いて売り込む予定だ。

 FIFA公認のお酒の販売は当面、はせがわ酒店の都内7店舗に限られるが、今月中旬以降には食品卸の三井食品(東京都中央区)も取り扱いを始め、全国のスーパーなどに徐々に広げていくという。

 14種類のお酒は180~1500ミリリットル入りで、価格は税抜き370~4千円。問い合わせは、はせがわ酒店、電話03(5836)3477。

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2014年3月1日のニュース