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柿谷 W杯駆けるぞ!午年年男の誓い「夢舞台立ちたい」

[ 2014年1月5日 05:30 ]

C大阪ユース時代のチームメートと初蹴りを楽しむ柿谷

 年男がW杯イヤーの誓いだ。C大阪の日本代表FW柿谷曜一朗(24)が4日、大阪市西成区で行われたC大阪ユース出身者の初蹴り会に参加。オフ期間中でまだ始動はしていないものの、先輩後輩とともに笑顔で汗を流し“今季初ゴール”も記録した。前日3日には24歳の誕生日を迎え、来たるべき新シーズンへ気持ちも新た。今年6月に迫ったW杯ブラジル大会に向けても意気込みを語った。

 勝負の年は笑顔とともに幕を開けた。C大阪ユース出身者による初蹴り会に参加した柿谷が、ハツラツとした表情でボールを追いかける。オフ期間中ながら、8対8のミニゲームでは背番号8のビブスをつけて左足で“今季初ゴール”をマーク。さらにPK対決ではGKへと早変わりし、2本のシュートを止めて約50人のOBたちから大きな歓声を浴びた。

 「(今年は)W杯イヤーだし、日本代表としてあの場所(ブラジル)に立ちたいというのは誰もが思っていること。最後、(自分が)その場所に立てるように、2014年も練習から毎日を一生懸命やりたい」

 今年6月には、いよいよW杯ブラジル大会が待ち受ける。昨季はザックジャパンの1トップとして国際Aマッチ9試合出場4得点。定位置をつかみつつある天才FWが、14年の目標のひとつとしてW杯出場を掲げるのは当然だ。

 前日3日には誕生日を迎え24歳となった。当日は中学校時代の同級生に和歌山・白浜への温泉旅行に招待され、男4人でお祝い。この日の初蹴り会の後には、OBたちから生卵や小麦粉をかけられるブラジル流で祝福され、「ありがとうございます!」と感謝していた。

 クラブ史上最年少の16歳でプロ契約したのが06年。あれから約8年もの時がたち、紆余(うよ)曲折がありながらも日本代表として期待される立場になった。「(24歳は)もう子どもじゃないなという感じ。セレッソに帰ってきたときと同じ気持ちでスタートしたい」。地に足をつけた年男が、新年の誓いを胸に新シーズンへと挑む。

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