セレッソ４発快勝！柿谷ら主力欠くもＪ２首位の神戸を圧倒

神戸に完勝し、サポーターにあいさつする杉本（左端）らＣ大阪イレブン

天皇杯３回戦 Ｃ大阪４－０神戸

（10月13日 金鳥スタ）
　天皇杯３回戦が１３日、各地で行われ、金鳥スタジアムでＪ２の神戸と対戦したＪ１のＣ大阪が４―０で快勝した。日本代表のＦＷ柿谷ら主力３人を欠きベンチメンバーも不足するなか、Ｊ２首位チームに力の差を見せつけた。Ｊ２勢では昨年準ＶのＧ大阪もＪ１の大宮にＰＫ戦で敗れた。
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　交代カードを切るまでもなかった。日本代表の柿谷と山口に加えＵ―１８日本代表の南野も不在。ケガ人も多くベンチメンバーは１８人枠に満たない１７人。しかも控えに攻撃的選手がいない。それでも心技体でＪ２首位クラブを上回った。「何よりもうれしかったのは、選手が勝ちにいくという強い気持ちを全面に出してくれたこと。それこそが私の求めていたものだ」。今季限りで退任するレヴィー・クルピ監督は満面の笑みを浮かべた。

　最後の天皇杯に向け、指揮官に怠りはなかった。Ｊ２神戸の動向を開幕から追い続け、前日も長時間ミーティングで攻略法を徹底。堅守速攻が武器の相手に対し「我々が逆にそのサッカーをやる」と話した通り、鋭い速攻から得点を重ねた。１トップで奮闘し１得点の杉本は「最後にみんなで笑って終わりたい。絶対にタイトルを獲る」と力強く宣言した。