横浜　Ｊ１＆ナビスコ杯＆天皇杯の３冠あきらめない

笑顔の中村（右）と中沢

ナビスコ杯準決勝第２戦 横浜―柏

（10月12日 ニッパ球）
　横浜が大会史上初の偉業に挑む。敵地の第１戦を０―４で落とし、優勝した０１年以来２度目の決勝進出には５点差以上の勝利が必要と極めて厳しい状況だ。

　それでも樋口監督は「まだ３冠（Ｊ１、ナビスコ杯、天皇杯）の可能性があるのはウチと浦和だけ。それを自ら放棄することはない」と強調。１６日にはＪ２栃木との天皇杯３回戦、１９日には広島とＪ１首位攻防戦を控えるが、メンバーを落とすことなく全て最強布陣で臨む。柏は広州恒大（中国）とのＡＣＬ準決勝で２試合とも４失点。早めに得点すれば希望も広がるだけにＤＦ中沢は「やるからには４点以上取るつもりでいく」と気合を入れた。ホーム＆アウェー形式のナビスコ杯決勝トーナメント第２戦で、過去に３点差以上を逆転した例はなく、横浜は柏との公式戦で最近１０試合勝利がないが、３冠への望みは捨てない。