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ザック監督 最初で最後の国立浮上 来年W杯壮行試合会場に

[ 2013年10月12日 06:00 ]

来年7月から解体工事が始まる国立競技場

 来年6月のW杯ブラジル大会に出場する日本代表が5月末、聖地・国立競技場でW杯壮行試合に臨む可能性が11日、浮上した。来年のJ1は5月18日から中断期間に突入。その後、壮行試合を経て欧州合宿に向かう見通しとなった。

 現在の国立は、来年から20年東京五輪開催などに向けた大掛かりな改修が始まり、7月には解体工事に突入するため、実現すれば、最後の国際試合となる。国立での国際Aマッチは10年2月14日、東アジア選手権の韓国戦(1―3)以来で、ザックジャパンにとっては初めてとなる。

 本格的な調整はこれからだが、関係者は「国立でできれば、盛り上がるはず」と話している。W杯イヤーとなる14年はW杯開幕(6月12日)まで国際Aマッチデーが3月5日しかなく、欧州などで直前に実施する強化試合を含めてもW杯に向けた仮想試合としても重要な意味を持っている。

 聖地・国立では、85年10月にW杯アジア最終予選・日韓戦で木村和司が伝説の直接FK弾を決めており、97年9月にはW杯アジア最終予選ウズベキスタン戦で三浦知良が4ゴール。日本サッカー史に残る数々の名場面を演出してきた。

 4年前のW杯南ア大会直前は壮行試合(埼玉)で宿敵・韓国と激突し、欧州合宿へ飛び立った。今回も同様に壮行試合、欧州合宿を経てブラジルに乗り込む。

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