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駒野弾実らず…磐田 残留ライバルと痛いドロー

[ 2013年8月18日 06:00 ]

<湘南・磐田>後半15分、磐田・駒野が先制のFKを決める

J1第21節 磐田1-1湘南

(8月17日 BMWス)
 磐田はアウェーで湘南と対戦し、1―1のドロー。後半15分にDF駒野の直接FKで先制するも、同33分に同点を許し、降格圏内同士の直接対決で痛恨の勝ち点1となった。清水はアウェーでC大阪に1―4で敗れた。

 負けはもちろん、ドローすら許されない試合だった。「この試合にすべてをかけろ、絶対に勝て磐田」。この試合に向けてサポーターが掲げた横断幕にも、思いが込められていた。だが結果で報いることはできず、試合終了後はブーイングの嵐。選手、サポーター、スタッフ、誰一人納得できない結末だった。

 降格圏内同士の直接対決。駒野が「(残留争いに向けて)ポイントになる試合」と話していたように、ともに強い気持ちを持ってピッチに立ったが、前半から押し込んだのはハードワークをこなす湘南だった。関塚隆監督(52)も「前半は僕が見てきた中で一番悪い出来だった」と振り返った。

 苦しい場面が目立ったが、後半15分にゴール中央からDF駒野が直接FKを決めて先制。だが、同33分にFWウェリントンに同点弾を決められると、後半11分に相手GKサンターナが退場して続いた1人数的優利を生かすことができず、そのまま試合終了の笛を聞いた。

 これで21試合が終了し、勝ち点3を奪ったのは、ホームの2試合のみ。関塚監督就任後だけを見ても、8試合中4試合でリードを奪いながら同点、あるいは逆転されるケースが続いている。指揮官は「勝ち切れない心理的なものを乗り越えていかないといけない」と前を向いたが、決定的な打開策は見えず、J2降格という影は、間違いなく名門クラブに迫っている。

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