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代表定着へ…柿谷決める!史上初デビュー3戦連発

[ 2013年8月14日 06:00 ]

C大阪の先輩でもある清武(左)、香川(中央)と談笑する柿谷

キリンチャレンジ 日本―ウルグアイ

(8月14日 宮城ス)
 日本代表は14日、親善試合ウルグアイ戦(宮城ス)に臨む。東アジア杯で得点王に輝いたFW柿谷曜一朗(23=C大阪)は選手全員がそろった13日の前日調整で軽快な動きを披露。欧州組との“初共演”へ臨戦態勢に入った。東アジア杯に続いてザックジャパン入りしたため、徳島県で開催されている阿波おどりに参加できなくなったが、史上初の代表デビューから出場3試合連続ゴールが懸かる一戦で持てる力を爆発させる。

 高ぶる気持ちを抑えながら、柿谷は淡々と汗を流した。欧州組との“初共演”となるウルグアイ戦を前に、主力と控えをシャッフルした10対10の戦術練習では1トップの位置に入り、連係の確認に終始した。日本代表史上初となるデビューからの出場3試合連続ゴールが懸かる一戦。「まずは出たい。(3戦連発は)終わってみてそういう結果がついてきたらいいけど」とゴールへの意欲を示した。

 12日から始まった代表合宿。本来なら宮城から遠く離れた徳島にいる予定だった。今回の代表に呼ばれないと思っていた柿谷は、J2徳島時代に選手全員で参加した阿波おどり(12~15日)へ行く計画を立てていた。だが、東アジア杯で得点王となった実績やリーグでの活躍が評価され、再び代表に選出された。いい意味で参加を断念せざるを得ない状況となった。

 かつての盟友の香川もこの日の練習から合流し、臨戦態勢は整った。ザッケローニ監督は柿谷をじっくり育てたい考えがあるだけに先発の可能性は低いが、交代枠の多い親善試合だけに出場は濃厚だ。抜群の飛び出し、卓越したシュート技術を持ちながら、柿谷は「僕は(代表に)定着したとかそんなんじゃない」という。だからこそ結果を出すしかない。注目を集める日本の新星が、真夏の宮城をお祭り騒ぎにしてみせる。

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