丸山Ｖ３の使者になる！！２戦出場なし体ウズウズ

狭いスペースでの練習で北原（左）、長船（右）と競り合う丸山

東アジア杯 日本―韓国

（7月27日 ソウル蚕室）
　なでしこジャパンは２６日、最終戦となる２７日の韓国戦に向けパジュで調整した。２５日の北朝鮮戦から中１日。２試合出場がなかったＦＷ丸山桂里奈（３０＝大阪高槻）が意気込みを示した。

　全体練習後のシュート練習。丸山は田中が落としたボールを狙い澄まし、左足でカーブを掛けてゴール左に沈めた。「勝たなきゃいけない試合。欧州遠征からいいコンディションでいる。早くピッチに出たいですね」と出場を志願した。

　１１年７月９日のＷ杯ドイツ大会準々決勝ドイツ戦の延長後半に日本を救った決勝弾以来、ゴールからは見放されている。それでも「いいイメージはある」と手応えを隠さない。ベンチから見つめた北朝鮮戦はスコアレスドロー。「後半はいい攻めができていた。あとは決めるところ。自分が出ていれば生きたんじゃないかと思う」と、好調であるが故に悔しさも募った。

　２位北朝鮮とは勝ち点４で並んでいる。日本の約３時間前に始まる北朝鮮―中国の結果次第では、大量得点を求められる可能性もある。丸山は「どんどん仕掛けてチャンスをものにしたい」。Ｗ杯優勝の立役者が今大会でも３連覇への使者となる。