Ｃ大阪・クルピ監督　５戦５敗の天敵ピクシーに勝つ！

Ｊ１第１３節 Ｃ大阪―名古屋

（5月25日 金鳥スタ）
　苦手ピクシーに勝って気持ちよくバカンスだ。Ｃ大阪は２４日、大阪市此花区で軽めの調整をし、２５日の名古屋戦（金鳥スタ）に備えた。

　リーグ戦６戦負けなしと好調のチームに対し相手は４連敗中ながら、昨年までの戦績では分が悪い。ホームで最後に勝利したのは０５年９月。レヴィー・クルピＶＳストイコビッチの監督対決に限ると５戦５敗だ。「われわれの方が技術があるが相手はフィジカルは強い」と警戒するように、弱点とする力勝負で敗れてきた過去がある。

　ブラジル人指揮官としてはプライドを懸けた一戦。しかし同時に快適なバカンスも懸かっている。名古屋戦の翌日から約２週間オフになるため、マカオからイタリアへ渡る旅行に試合翌日に出発する予定だ。夫人もブラジルから呼び寄せて、すでに万全の態勢。「もっといい順位にいてもよかった」と現状に不満もあるだけに、この１戦の勝ち負けが休暇の過ごし方を大きく左右するはずだ。

　その思いは選手も変わらない。こちらもオフに旅行計画中の柿谷は「勝って中断に入りたい」と意気込む。勝てば５月の公式戦は７戦負けなし。苦手相手に勝つのはモチベーション充実の今しかない。