川崎Ｆ　移籍後初の山本弾で勝利！本拠７戦不敗を継続

＜川崎Ｆ・名古屋＞試合後にサポーターとハイタッチする川崎Ｆの山本

Ｊ１第９節 川崎Ｆ２―１名古屋

（5月3日 等々力）
　川崎Ｆがホーム不敗を継続した。１―１の後半４２分、山本がゴール左にミドルシュートを決めた。「レナトがＤＦを引きつけてくれていたので、ミートすることを意識した。狙い通りです」と劇的移籍後初ゴールに胸を張った。今季は前節終了時点で１勝３分け４敗の１５位と低迷。しかし、ナビスコ杯を含め、ホームでは公式戦２勝４分けと負けておらず、記録を７に伸ばした。

　験を担いだ。昨季から今季序盤にかけて、パスサッカーをサポートするため、試合前にはボールが速く転がるようにピッチに大量の水をまいていた。しかし、成績が低迷したため“何かを変えよう”と４月３日のナビスコ杯磐田戦でやめ、今季公式戦初勝利。この日も白星につなげた。

　左内転筋痛のため離脱していた主将の中村も３試合ぶりに復帰。後半１３分に大久保にグラウンダーのクロスを入れるなどチャンスを演出した。「プレーできないことほど悔しいことはなかった。復帰戦で勝ててうれしい」。大黒柱も帰ってきたチームが、５月反攻に打って出る。