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大宮4発快勝!J1新記録の19戦不敗でクラブ史上初の首位

[ 2013年4月26日 21:25 ]

柏―大宮 後半、自身2点目のゴールを決め、ガッツポーズする大宮・ノバコビッチ(19)ら

J1第8節 大宮4-0柏

(4月26日 柏)
 相性抜群の日立柏サッカー場でオレンジパワーが爆発した。20日の浦和戦では18戦不敗のJ1リーグ記録を樹立した大宮が敵地で柏に4発快勝。クラブのJ1新記録となる5連勝を飾って不敗記録を19に伸ばし、暫定ながらクラブ史上初の首位に浮上した。

 「戦術的に素晴らしいゲームだったし、自信を持ってプレーできた。まだ、自分たちが上位にいることは信じられない部分もあるが、いいプレーができているので、これからも上位争いに加わり続けたい」。先制ゴールを含め2得点をマークした記録したFWノヴァコヴィッチは胸を張った。

 J1で過去5戦以上戦った敵地で日産スタジアムと並び7割5分の最高勝率を誇っている日立柏サッカー場。相性の良さがイレブンを後押しした。前半18分、MFチョ・ヨンチョルのクロスにゴール前のノヴァコヴィッチが右足で合わせて先制。前半終了間際にはショートコーナーからDF高橋が移籍後初ゴール。後半9分にはノヴァコヴィッチがPKをきっちり決め、同17分にはチョ・ヨンチョルがトドメ弾。シュート数は柏の12本を下回る8本ながら持ち前の堅守も光り、4点差をつけての快勝だった。

 毎年のように残留争いを繰り広げてきたチーム。だが、ベルデニック監督就任2年目を迎え、大きな変貌を遂げた。指揮官同様に加入2シーズン目を迎えたノヴァコヴィッチは「ピッチでお互いにいい仕事ができている。集団として、労をいとわないプレーができていることが今の好調さにつながっているんだと思う」と説明する。

 不敗記録を伸ばし、さらには勝ち点を20として同18の横浜を抜いて暫定首位に浮上。残留争いの常連が今年は優勝争いの主役となる。

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