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スーパーサブが救った!仙台中原後半ロスタイム同点弾

[ 2013年4月25日 06:00 ]

<仙台・ブリラム>試合終了間際、仙台・中原(右)が同点ゴールを決める

ACL・1次リーグE組 ブリラム1―1仙台

(4月24日 ブリラム)
 ACL1次リーグ第5戦が各地で行われ、E組の仙台は敵地でブリラム(タイ)と1―1で引き分け、次節に決勝トーナメント進出を懸けることになった。ともに次節の最終戦は5月1日に行われる。

 後半ロスタイムの劇的ゴールで仙台が生き残った。0―1の試合終了間際、右サイドからのクロスに渡辺が相手GKと競る。こぼれ球を中原がボレーで突き刺した。「ここにこぼれてきてくれと待ってました。みんな喜んでくれてうれしかった」。敗れていれば敗退が決定したが、後半35分から出場したスーパーサブが救世主となった。

 20日にJリーグの川崎F戦を敵地で戦い、仙台には帰らず21日にタイ入りした。アウェー連戦による長距離移動。そして猛暑。ボールを持てば大ブーイングを浴びた。完全アウェーの中、守備に人数をかけた相手を攻めあぐね、カウンターでのピンチも何度もあった。

 それでも逆風をはね返した。中原は「試合に出られない悔しさをぶつけたかった」と言う。今季これまで公式戦11戦中、出場は4試合。いずれも後半途中からの投入と出場機会を得られておらず。殊勲のゴールは意地の一撃だった。

 1次リーグ突破は、5月1日のホームでの江蘇舜天(中国)戦に持ち越された。中原は「決勝トーナメントに上がれるように結果を残したい」。大一番での得点も、もちろん狙っている。

 ▽仙台の1次L突破条件 E組はFCソウルの16強進出が決定したが、残り1枠は仙台ほか3チームすべてに可能性がある。順位決定は勝ち点だが、勝ち点が並んだ場合の順位決定は(1)当該間の勝ち点(2)当該間の得失点差(3)当該間の総得点(4)E組での得失点差(5)E組での総得点(6)当該間が2チームで最終戦が直接対決の場合はPK戦(7)E組での警告数・退場数(8)抽選。仙台とブリラムは(1)~(5)までがすべて同じ。直接対決は終了したため(6)はなく、(7)は仙台が警告7、ブリラムが警告16&退場1。仙台の最終戦(5月1日・ホームの江蘇舜天戦)は勝利とともにスコアを気にしながらの戦いとなる。

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