大宮　過去のさいたまダービーとは違う「凄く大事な試合」

練習に汗を流す大宮のＭＦ渡辺（左）

Ｊ１第７節 大宮―浦和

（4月20日 ＮＡＣＫ）
　１８戦連続不敗のリーグ新記録に挑む３位・大宮は２０日、ホームで２位・浦和と対戦する。Ｊ１のさいたまダービーを両チームが３位以内で迎えるのは史上初めてだ。
【Ｊ１順位表】

　過去のダービーは大宮が順位で離されているケースが多く、地域内対決の側面が強かった。しかし、今回はＭＦ渡辺が「勝った方がさらに勢いに乗れる凄く大事な試合」と話したように、優勝戦線への影響さえ予感させる注目度抜群の一戦。クラブ生え抜きのＭＦ金沢も「今までとは違う意味がある。実力的には自分たちが下だったけど、舞台が整った。自信を持って向かっていける」と対等に上位を狙う立場での全国区決戦に気持ちを高めた。

　３日のナビスコ杯横浜戦からは試合後にスタンドにあいさつする際、選手が肩を組んでファンの歌に耳を傾け、ＤＦ今井ら新人が踊る新たな勝利パフォーマンスが定着。渡辺は「まだホームでやっていない。ダービーに勝ってサポーターと一体感があるところを見せられれば」と力説した。