柿谷　伝統の８番背負い２発も不満顔「Ｊでは通用しない」

背番号８を背負って、練習試合で２ゴール挙げたＣ大阪の柿谷

練習試合 Ｃ大阪６－０全日本学生選抜

（2月12日 宮崎）
　宮崎キャンプ中のＣ大阪は１２日、全日本学生選抜とＪ２長崎を相手に練習試合を実施し、主力組が出場した学生選抜戦に６―０と大勝した。今季から背番号８を背負うＦＷ柿谷は前半６分に先制点を挙げると、同２０分にも強烈なミドルシュートを突き刺して２点目を奪った。

　「別にプレーしている時は番号は気にしてないんで」と言いながらも、冷たい雨の降る中、ただ１人半袖で登場し奮闘した。

　４歳からＣ大阪のスクールでサッカーを始め、森島寛晃氏（現アンバサダー）の「８」にあこがれを抱き続けてきた。０９年シーズンにひと足先に背番号８を背負った香川（マンチェスターＵ）も「（柿谷）曜一朗のほうが自分よりもセレッソ愛は強い」と認めるほどだ。それでも柿谷は「まだ９０分動ける体じゃない。決められるところも決められなかったし、それではＪリーグでは通用しない」と不満顔だった。