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大仁会長“カズ効果”で日本にフットサルW杯を呼ぶ!

[ 2012年10月2日 06:00 ]

フットサル代表候補の合宿地に到着し、笑顔で取材を受ける三浦知良

 これもカズ効果だ!日本サッカー協会の大仁邦弥会長(67)は1日、フットサルW杯の日本誘致を明言した。

 J2横浜FCの三浦知良(45)が11月1日開幕のW杯タイ大会に参戦することで盛り上がるフットサル界の熱をさらに拡大させようという考え。この日、フットサル日本代表候補は静岡県内で合宿を始動。横浜FCの練習参加のため、全体練習に合流できなかったカズも夜には磐田市内の宿舎に入った。

 カズのW杯参戦で盛り上がる日本フットサル界がまた一つ、巨大なムーブメントを起こそうとしている。6月まで日本フットサル連盟会長も務めていた日本サッカー協会の大仁会長は報道陣の取材に応じ「フットサルW杯をぜひ(日本で)やりたい」と将来的なW杯招致を明言した。今年はタイ開催で次回16年大会はアジア以外の可能性が高いため、その次の20年大会への立候補を示唆した。

 フットサルW杯は89年が第1回。サッカーと同様、4年に1度開催され、日本サッカー協会によれば、16年大会の開催地も未定という。大仁会長は「(フットサルの)アジアクラブ選手権も手を挙げる段階。来年か15年(の大会誘致)になる」とも明言。まずはアジアクラブ選手権を成功させ、W杯を開催する青写真を描いている。カズが火をつけてくれた熱を、一気に拡大させようとしている。その動きを加速させるにはW杯タイ大会での躍進が不可欠だ。

 カズはこの日、横浜FCの練習に参加したため合宿の練習に間に合わず、チーム全体の夕食に合わせて合流した。それでも「対人プレーも激しくできたし自信になった」と仕上がりに手応えを示した。宿舎はエースとして君臨した97~98年の岡田ジャパン時代、定宿としていた思い出の場所で気分も高揚。2日はフルメニューを消化する方針だ。

 先週の名古屋合宿の際に手渡されたサインプレーを編集したDVDは、自分のパソコンで見ることができなかったが、「これから見る。焦る必要はないからね。(チームメートの名前は)覚えたよ。2人くらいは」と笑いを誘う余裕を見せた。日本にとって4度目となるフットサルW杯で初の1次リーグ突破を夢見るカズがあらゆる面でフットサル界をけん引する。

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