３戦連発でも「ごっつぁんゴール」　乾　変わらぬ貪欲な姿勢

ドルトムント戦の後半、ゴールを決めるフランクフルトの乾（中央）

ブンデスリーガ フランクフルト３―３ドルトムント

（9月25日）
　フランクフルトのＭＦ乾の勢いが止まらない。３連覇を目指すドルトムントを相手に、１得点、１アシストの活躍。それでも試合後は悔しそうな表情を見せ、「勝てたというより、もっといいプレーをしたかったという思いが強かった」と話した。

　２点ビハインドの後半４分、ドリブル突破からＭＦアイクナーにパスを送り、反撃の口火を切る一発をアシストした。２分後にはゴール前にフリーで駆け上がり、「いいボールが来た」とアイクナーの右クロスをヘディングシュート。「味方もいたのでちょっとびびりながら、ださいヘディングになった」と、「人生初」という頭でのゴールを振り返った。

　フェー監督は「今日も実力を見せてくれた」と３試合連続ゴールを称賛。背番号８はそれでも「決めたといっても“ごっつぁん”ゴールで自分の力でも何でもない。もっとやらないといけないと思っている」と貪欲だった。