猶本　１位突破へ田中陽と“新コンビ”も

ボールを手に笑顔を見せる猶本

Ｕ―２０女子Ｗ杯１次リーグＡ組 日本―スイス

（8月26日 国立）
　Ｕ―２０女子Ｗ杯に出場しているヤングなでしこが２４日、都内で１次リーグ最終戦のスイス戦（２６日、国立）に向けて調整した。

　紅白戦では猶本が今大会初めて田中陽とダブルボランチを組んだ。ここまでの２試合にボランチで先発した藤田主将は疲労のため午後の練習は別メニュー調整。チーム関係者は「試合に支障はない」と話したが、４強進出なら２１日間で６試合となるため、藤田主将を休ませる可能性も十分あり、“新コンビ”の先発が浮上した。

　突然の相棒変更だが、猶本は問題なしを強調する。田中陽とのコンビは６月の米国戦などで経験済み。「紅白戦でも（攻守の）バランスを見ながらやれている。いい感じでできた」と手応えを口にした。猶本自身の疲労も心配されるが「１８歳なので、若さで乗り切ります」と爽やかに言ってのけた。

　「勝って１位突破」を目標に掲げる猶本。舞台は初の国立だ。「Ｕ―２３日本代表の試合をテレビで見て、応援が凄いな、いつかやりたいなと思っていた」。憧れの聖地で攻守の要が勝利へと導くつもりだ。