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岩清水&阪口 休む暇なし!18日伊賀戦メンバー入り

[ 2012年8月17日 06:00 ]

チームに合流し練習する岩清水(手前)と阪口

 ロンドン五輪で銀メダルを獲得した、なでしこジャパンのDF岩清水梓(25)、MF阪口夢穂(24)が18日のなでしこリーグ杯・伊賀戦(鈴鹿)でベンチ入りすることが決まった。16日、日テレの練習に合流し、メンバー入りが即決定した。またFW岩渕真奈(19)とバックアップメンバーのDF有吉佐織(24)を含む4選手にクラブ史上初の社長奨励賞が贈られることも分かった。

 日本中に感動を呼んだ銀メダル獲得から1週間。だが、なでしこ戦士に休息している暇はない。岩清水と阪口。日テレ所属の2人が、18日のなでしこリーグ杯・伊賀戦でいきなりメンバー入りすることが決定した。

 11日に帰国し、15日からランニングを再開したばかり。ボールを使うのは9日(日本時間10日未明)のロンドン五輪決勝・米国戦以来だ。だが、ゆっくりしているわけにはいかない事情がある。有望な若手を多く抱える日テレはU―20W杯に下部組織のメニーナ選手を含め6人が招集されている。さらに1月に手術を受けた右第5中足骨骨折のリハビリ優先で、五輪後は別メニュー調整が続いている岩渕は伊賀戦でメンバー外となることが決まっている。岩清水と阪口を入れてようやく16人がそろう。ギリギリの状況だからだ。

 それだけに、2人は合流初日からパワー全開。阪口が2時間近いメニューをフルでこなせば、岩清水は居残りでのシュート練習など、さらに1時間追加した。阪口は「(リーグ杯の)準決勝に駒を進められるようにチームの一員として勝利に貢献したい」と意欲を示し、岩清水は「ベレーザには代表に入っても遜色なくできる選手がいっぱいいる」とチーム内競争に危機感さえ漂わせた。気合は十分だ。

 クラブからは史上初の「社長奨励賞」としてボーナスを支給されることも決定。五輪メンバーの3人には30万円、バックアップメンバーの有吉には15万円(金額はともに推定)が贈られる見込みで、休む間もなく戦い続けるなでしこたちへのご褒美となりそうだ。

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