香川「収穫のない、次につながらないゲーム」

＜日本・ベネズエラ＞激しいマークで倒される香川

キリンチャレンジカップ 日本１―１ベネズエラ

（8月15日 札幌Ｄ）
　ネットを揺らされた瞬間、香川真司が頭を抱えて天を仰いだ。目を覆いたくなるようなシーンは１―０で迎えた後半１７分。左サイドで相手ＭＦゴンサレスにあっさりとボールを奪われると、そこからチームはカウンターを食らい失点を喫した。

　７月に世界的名門マンチェスターＵに移籍。新しい環境の重圧の中で１カ月を過ごしただけに、約２カ月ぶりの帰国で緊張感が緩んだのかもしれない。

　香川は「９０分を通して、親善試合という雰囲気になってしまった。もったいない。あまり収穫のない、次につながらないゲーム。これを繰り返さないようにしたい」と振り返った。

　本番はあくまで、９月１１日のＷ杯アジア最終予選第４戦のイラク戦。１６日には再渡欧して、リーグ開幕エバートン戦（２０日）を控えるチームに合流する。散々な結果となった北の大地での反省を生かして、新たな戦いに挑む。