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本田 26歳の誓い…メッシのように“年間50発狙う”

[ 2012年6月14日 06:00 ]

本田は「ハッピーバースデー」に照れ笑い

 オーストラリアとの激闘を終えて日本へ向かうチャーター機の機内で、心温まる“サプライズ”が待っていた。13日は本田圭佑の26歳の誕生日。同乗したサポーター約100人から「ハッピーバースデー」の合唱で祝福されたエースは手を上げて感謝し笑みを浮かべた。

 「素晴らしい、後悔のない一年にしたい」という26歳の誓い。チーム解散後、いつものサングラス姿で迎えの車に乗り込むと“本田節”で進化を加速させることを宣言した。「26歳になったが、自分のスタイルを固めるつもりはサラサラない。いろんな人のプレーを見て、いいと思えば吸収したい」。約9カ月にも及ぶ右膝の負傷離脱中に肉体改造に成功し、W杯最終予選3試合で4得点2アシストと活躍しても「プラスアルファを身につけていかないと目標には到底たどり着かない」と決して満足しない。

 進化の先にある“究極の本田”は「FWでメッシやクリスティアーノ(・ロナウド)のように年間40~50点取れる」ストライカーだという。「まだまだトップ(FW)をやれる能力じゃない。自分の能力が最大に生かされているポジションはトップ下だと自覚している」とした上で「FWは選ばれし人間がやるべきポジション。日本はFW以外のポジションが注目されがちだが、本来点を取る人がエース。僕が唯一ポジション選ぶとしたら、生涯FWで終えたいくらいのメンタルは持っている」と点取り屋への強烈な野望を口にした。

 日本ではサッカー教室などを行いながら、トレーニングを積んで来季へ備える。「成長率をもっと高めていかないと。重要な一年になる」。成長を止めない背番号4は、9月11日のイラク戦でも新たな一面を見せてくれるはずだ。

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2012年6月14日のニュース