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加茂氏「本田は抜群の存在感あった」名波氏「ほぼゲームプラン通り進んだ」

[ 2012年6月4日 13:39 ]

日本―オマーン分析1

 最終予選で幸先良いスタートを切ったザックジャパンを、スポニチ評論家で元日本代表監督の加茂周氏(72)と元日本代表MFの名波浩氏(39)が分析した。

 加茂 序盤の攻撃は素晴らしかった。早めに前田、本田に縦パスを入れるなど、チーム全体でボールを前に運ぼうという意識が高かった。

 名波 確かに試合の入りが良くて、ホームの優位性を最大限に生かして前への推進力を発揮していた。本田の先制点が早い時間に取れたことで、ほぼゲームプラン通りに進んだと思う。

 加茂 その本田は抜群の存在感があった。いるのといないのとでは、日本のリズムが全く違う。攻撃に変化をつけられるし、相手選手を引きつけられるので、本田を起点にチャンスをつくれる。

 名波 コンディションやゲーム勘を心配する声もあったが問題なかった。守備でもハードワークしていたし、マン・オブ・ザ・マッチにふさわしい活躍。香川との距離も考えてプレーしていた。

 加茂 香川と本田が近くでプレーする時は、2人で攻撃に変化をつくることができた。
 名波 香川は1アシストときょうは“地味”だったかもしれないが、残り7試合でチームが苦しい場面で結果を残してくれれば。

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2012年6月4日のニュース