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香川“不敗神話”継続だ!南アでマンUデビューも

[ 2012年6月2日 06:00 ]

香川がボレーキックを見せる

W杯アジア最終予選グループB 日本―オマーン

(6月3日 埼玉)
 日本代表は1日、W杯アジア最終予選初戦のオマーン戦(3日、埼玉)に向けて埼玉県内で練習を行った。左MFで先発が確実な香川真司(23=ドルトムント)は得点した国際Aマッチは6勝1分けと不敗神話を継続中。オマーン戦でも勝利に直結するゴールを狙う。移籍が秒読みとなっているマンチェスターUが7月に南アフリカ遠征を行うプランがあることも判明。飛躍の原点となった土地で新天地“デビュー”を果たす可能性が高まった。
【メンバー W杯アジア最終予選】

 軽めの調整で終えた練習メニューとは対照的に、香川の眼光は鋭さを増していた。W杯アジア最終予選の重要な初戦オマーン戦が2日後に迫り「最終予選で結果を残すという強い気持ちでいる。そのために最高の準備をしたい。集中して試合に向かえている」と力を込めた。5月23日のアゼルバイジャン戦に続く2戦連続弾のイメージはできている。国際Aマッチで通算10得点を挙げており、ゴールを決めた試合は6勝1分けと不敗を継続中。そのデータからも香川のゴールがチームを加速させることは明白だ。

 前日の立正大との練習試合は6―0で快勝したものの、不本意な内容でザッケローニ監督の怒りを買った。それでも「ネガティブに捉える必要はない。体が重いから良くなかっただけ。イメージの共有はできている」と全く気にしていない。本田らとの連係への手応えをにじませた。

 発奮材料には事欠かない。1日付の英紙デーリー・スターは香川がマンチェスターUと5年契約の推定年俸312万ポンド(約3億7400万円)で契約する見通しと報じた。そのマンUが7月16日から南アフリカへ遠征し親善試合2試合を計画してい ることが判明した。香川は10年夏のW杯南アフリカ大会メンバーから外れサポートメンバーで日本代表に同行した。その時、ピッチに立てなかった悔しさを糧にドイツで活躍。飛躍の原点である南アフリカでマンUでの対外試合デビューを果たす可能性が高まった。

 「日本の代表としてW杯切符を懸けて 戦うプレッシャーはあるけど、ドルトムントでもプレッシャーの中で結果を出してきた自負はある」。名実ともに世界のトップ選手に成長した背番号10が、アジアで格の違いを見せる。

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2012年6月2日のニュース