大滝リヨン連覇達成！欧州ＣＬ決勝、熊谷との日本人対決制す

女子欧州ＣＬ決勝に勝利し、カップを掲げて喜ぶリヨンの大滝麻未

欧州ＣＬ女子決勝 リヨン２－０フランクフルト

（5月17日）
　女子の欧州ＣＬの決勝が１７日、ドイツ・ミュンヘンで行われ、ＦＷ大滝麻未（２２）が所属するリヨン（フランス）がＤＦ熊谷紗希（２１）の所属するフランクフルト（ドイツ）を２―０で破り、２季連続２度目の優勝を飾った。ベンチスタートの大滝は後半４３分から、熊谷は守備的ＭＦでフル出場した。日本選手所属クラブの優勝は、ＦＷ永里優季がプレーした０９～１０年シーズンのポツダム（ドイツ）以来、２チーム目となった。

　出場時間こそわずかだったが、大滝にとっては夢のような時間だった。欧州頂上決戦で熊谷との日本人対決を制し、「頭が真っ白。どういうプレーをしようとかは何も考えられなかった。ホントに最高です！」。早大からの入団１年目で欧州女王のタイトルを手にした喜びは格別だった。

　リヨンは前半１５分にＰＫで先制すると、前半２８分にはフランス代表ＭＦアビリのゴールでダメを押した。大滝の出場は後半４３分から。「ＣＬに出て活躍することが目標だった。その目標は達成できなかったけど、ここに来てみて分かることもある。来季は先発で活躍したい」。早くもさらなる飛躍を誓った。

　来月はなでしこジャパンのスウェーデン遠征が控えている。メンバー入りも見据えており「メンバーに入れるように全力を尽くしたい」と力を込めた。