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ロンドン滑り込む!高木善 トゥーロン国際でU23初招集へ

[ 2012年5月9日 06:00 ]

オランダから帰国したユトレヒトの高木

 6日のオランダ1部リーグ最終戦ローダ戦で移籍後初ゴールを決めたユトレヒトのMF高木善朗(19)が8日成田着の航空機で帰国。ロンドン五輪メンバー入りへ意欲を示した。

 この日、日本協会の原技術委員長が「(高木は)メンバーに入っている」とトゥーロン国際大会(23日開幕、フランス)に初招集することを明言した。高木は「(ローダ戦でU―23日本代表スタッフの)視察があったのでチャンスあるかなと。良い選手がたくさんいるので(五輪のメンバー入りは)難しいことだと思うけど、選ばれればチームに早くなじむことを心掛けたい」と語った。

 北京五輪では予選出場のなかった森本貴幸(当時カターニア)、吉田麻也(当時名古屋)、森重真人(当時大分)らがトゥーロン国際大会で結果を出して本大会メンバーに滑り込んだ。高木はそのパターンでロンドンを目指す。トゥーロン国際大会に向けても「来シーズンに向けて準備していれば問題ない」と調整に自信をのぞかせた。

 父・豊氏はプロ野球DeNAコーチで現役時代は大洋(現DeNA)のスーパーカートリオの1人として名をはせた。五輪メンバー入りへ数少ないチャンスを、父親譲りの滑り込みでものにする。

 ▽08年北京五輪のメンバー選考 青山直晃(清水)、柏木陽介、青山敏弘(ともに広島)ら五輪予選で主力だった選手が落選。森本は08年5月のトゥーロン国際大会で初招集され、そのまま本大会メンバー入り。吉田、森重は08年4月のU―23代表候補合宿で初招集され、トゥーロン国際大会で活躍して生き残った。(所属は当時)

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2012年5月9日のニュース