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関塚ジャパン“補強”18歳DF奈良を初招集

[ 2012年4月7日 06:00 ]

小雪が舞う中、札幌・奈良(左)は1歳上の櫛引とじゃれ合う

 日本サッカー協会は6日、9~11日に宮城県内で合宿を行うU―23日本代表候補22人を発表。最大の補強ポイントであるセンターバックに16年リオデジャネイロ五輪世代の奈良竜樹(18=札幌)が選出された。

 関塚ジャパンはチーム発足直後の10年広州アジア大会からセンターバックに不安を抱えていた。五輪予選では浜田、鈴木大輔(新潟)のコンビが成長を遂げたが、メダル獲得に向けてはさらなる強化が急務。そこで白羽の矢が立ったのが今季J1デビューし、ここまで4試合にフル出場するなど成長著しい奈良だ。

 「びっくりしました。一番年下なのでチャレンジしたい」。札幌でもチーム最年少ながらDFのラインコントロールを任されており「1対1、対人が持ち味。自分の良さをアピールして次があるとは考えない」と気合十分。1つ下の世代のU―19代表でも常連ではないが、生き残りを懸け猛アピールする。今回は五輪出場決定後初の合宿。「予選を戦ってきた選手たちをベースに、新戦力と考える選手たちを加えました」と関塚監督はコメント。奈良のほか、小林祐希(19=J2東京V)、宮吉拓実(19=J2京都)も初招集。10代が3人名を連ねた。最終日の11日にはJ1首位の仙台と練習試合を行う。五輪本大会に向け、関塚ジャパンのサバイバルが始まる。

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2012年4月7日のニュース