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ザック監督「宮市はA代表」U23よりW杯予選優先

[ 2012年4月7日 06:00 ]

2月のウズベキスタン戦で試合を見守るザッケローニ監督(手前)と宮市(左)

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(59)が6日、ロンドン五輪世代のボルトンFW宮市亮(19)について、U―23代表よりもA代表の活動を優先させる見解を示した。

 この日、欧州組視察のため離日した指揮官は、真っ先にチェックする宮市を6月から始まるW杯アジア最終予選の切り札として期待しており、U―23代表と日程が重なる5、6月も招集する方針だ。

 ザッケローニ監督の宮市への期待は絶大だった。出発前に成田空港で報道陣に対応した指揮官は、ボルトンで成長を続ける宮市について「良いプレーを続けている」とあらためて称賛。今後については「A代表にはすでに1度呼んでいる。われわれは彼をA代表の選手として考慮する」と、ロンドン五輪を控えるU―23代表ではなく、A代表の活動を優先させる方針を示した。

 U―23代表は5月23日~6月2日にフランスで行われるトゥーロン国際大会に出場。一方のA代表は6月にW杯アジア最終予選3試合を控える。さらに最終調整として5月23日には静岡・エコパで、中東勢を候補に国際Aマッチを行う方向で調整中。日程的に両立することは不可能だ。そんな中、指揮官がA代表を優先させる方針を示したことで、宮市はトゥーロン国際大会ではなく、A代表に招集されることが確実な状況となった。

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2012年4月7日のニュース