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控え組が機能 佐々木監督 ノルウェー戦以上の出来に「及第点」

[ 2012年3月3日 07:46 ]

<日本・デンマーク>ピッチにゲキを飛ばす佐々木監督

アルガルベ杯 日本2-0デンマーク

(3月2日 ポルトガル・パルシャル)
 佐々木監督にとって収穫の多い一戦だった。「メンバーを8人代えたが、攻守にわたって自分たちの色を出せた。控えの底上げはきょうの試合だけでは評価できないが、及第点は付けられる」と試合後は満足感をにじませた。

 控え組中心の構成でも日本らしさは見え、危なげなかった。攻撃では複数の選手が連動したパスワークを見せるなど、初戦のノルウェー戦以上の出来だった。

 初先発の選手たちがしっかり役割を果たした。得点を決めた菅沢はもちろん、当たりの強さを生かしたポストプレーを見せた高瀬ら攻撃陣がそれぞれの持ち味を発揮。伊藤と田中の守備的MFは攻めと守りのつなぎ役となり左サイドバックの有吉も存在感を見せた。

 先制後は、選手を少しずつ入れ替えたが、日本の主導権は全く揺るがなかった。戦力の底上げにも、5日の米国戦に向けても、大きな手応えが残った。

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2012年3月3日のニュース