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後半戦開幕!岡崎、シャルケ内田と日本人対決で“復活弾”

[ 2012年1月22日 06:00 ]

シュツットガルト戦で先発フル出場したシャルケの内田(左)

ブンデスリーガ第18節 シュツットガルト1-3シャルケ

(1月22日)
 シュツットガルトの日本代表FW岡崎慎司(25)が今季4点目を決めた。シュツットガルトは21日のリーグ再開初戦でDF内田篤人(23)が所属するシャルケと対戦。岡崎は後半17分から途中出場し、3点を追う同42分にゴールを決めた。日本人選手のリーグ後半戦第1号は、岡崎にとって昨年10月15日のホッフェンハイム戦以来3カ月ぶりの“復活弾”だった。チームは1―3で敗れた。

 0―2の後半17分。長かった髪をバッサリ切った岡崎は右MFに投入されると、ドリブルで突破、相手DF裏を狙う動きで劣勢の中で攻撃を活性化させた。そして貪欲にゴールに迫った。

 同27分には得意のヘディングで狙うも不発。同34分にはDF内田との1対1からミドルシュートを放ったが、GKの正面を突いた。それでも0―3とされた直後の42分に一矢報いるゴールを決めた。内田と競り合って倒れながら、すぐに起き上がりゴール前に詰めて、こぼれ球を押し込んだ。

 昨年10月15日のホッフェンハイム戦以来、98日ぶりのゴールで復活を印象づけた。リーグ再開に向けたトルコ合宿中の今月7日、右股関節付近に軽い肉離れを起こし、全治7~10日と診断された。直後に自身のブログで「自分に隙があったと反省してます。それは今回のオフで、何も準備してこなかったということ」とオフの間に後半戦に向けた自主トレを怠っていたことを猛省。「サッカー人生にとっても重要な警告」とケガをきっかけに原点を見つめ直したことが、ピッチに倒れユニホームを汚し、攻守にがむしゃらに走る姿にハッキリと表れていた。そして最後まで諦めない姿勢がゴールを呼んだ。

 試合は内田擁するシャルケに軍配が上がったが、リーグ前半戦の最後に失ったスタメン奪還に向けて大きなアピールとなった。この日は出場しなかったDF酒井高徳との日本人コンビでシュツットガルトを押し上げる。

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