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今野 タイトル獲るぞ!「関西弁怖いけど、死ぬ気で頑張る」

[ 2012年1月20日 06:00 ]

G大阪の新体制発表会見で意気込みを語る今野

 死ぬ気でやる!G大阪は19日、吹田市内のホテルでファン250人を招いた新体制発表会見を開いた。FC東京から完全移籍で加入した日本代表DF今野泰幸(28)も初めてG大阪のユニホームを身にまとい登場。「ガンバのため、自分のために死ぬ気で頑張りたい」と“青と黒”のユニホームに全身全霊を注ぎ込む覚悟を語った。

 悩みに悩み抜いた末の決断だからこそ、言葉に力がこもった。今野は初めて暮らす大阪については「嫌いじゃないけど関西弁は怖いです」とつぶやいたが、サッカーの話題になると別。「今回の移籍は大勝負だと思っている。ガンバのために、自分のために死ぬ気で頑張りたい」と口を真一文字に結んだ。与えられた背番号は代表でも付けている「15」。その意味は十分理解している。

 ザックジャパンでは唯一の全試合フル出場。移籍選手の1人であることにとどまらず、今オフのJ市場最大の目玉として注目を集める。12人の選手が今季新加入するなど、大きく若返ったチーム。元来は控えめな性格だが「自分のキャラには合ってないんだけど、経験を伝えないといけない年齢。それを言うことによって自分の責任感も増す」と、積極的に若手にアドバイスを送ってチームをけん引する構えだ。

 必要ならばセホーン新監督との話し合いも行う。「あくまで監督のやろうとするサッカーをする」と前置きした上で「もし(守備が)危険な場合はこうした方が良いんじゃないか、と言うこともある」。想起させるのは昨年1月のアジア杯決勝・オーストラリア戦。ザッケローニ監督が今野をセンターバックからボランチにポジション変更する指示を出した際、自ら両手で「×」印をつくって意思表示をした。勝利をつかむためには一切の妥協も許さない。

 「ガンバは(リーグ戦で)上位にいても優勝しないと満足しない。それにも共感した。ボクはリーグ優勝だけ獲っていないので、優勝したい」

 求めるものはタイトルのみ。その“G大阪・今野”の一歩目は2月4日の練習試合(対戦相手は未定)となる見込みだ。

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2012年1月20日のニュース