清武　シリア戦出る！別メニューも焦らずマイペース調整

別メニューで調整する清武（中央）は練習するチームメイトにサムアップポーズでエールを送る

　体調不良だったＭＦ清武弘嗣（２２＝Ｃ大阪）がＵ―２３日本代表候補合宿５日目の１９日、練習に参加した。別メニューで軽めのトレーニングで終えたが、晴れ晴れとした表情を見せた。２月５日のロンドン五輪アジア最終予選のシリア戦（ヨルダン）への出場に向けて、焦らず調整していく。

　前日１８日に合流した清武はこの日、練習の冒頭に他の選手の前で「すみませんでした。頑張りましょう」とあいさつ。その後は全体練習には加わらず、室内練習場でエアロバイクやストレッチ、屋外では陸上トラック３周のウオーキングなどで汗を流した。「気持ちよかった。もっと練習できたと思うけど、徐々にやっていきます」と焦らずにマイペースで調整していくことを強調した。

　高熱により合流が遅れたため、他の選手は２人部屋だが、１人で部屋を使用している。チームドクターからはマスク着用を義務付けられ、部屋からできるだけ出ないことも言い渡されている。万全には程遠い状態だが、関塚ジャパンの中心選手という自覚はある。「シリア戦で勝ったら大きい。出られるようにコンディションを整えていきたい」。マイペース調整ながら、大一番の出場だけは譲らないつもりだ。