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アジア人初に出版界も過熱…「沢本」受賞バージョンに

[ 2012年1月11日 06:00 ]

FIFA2011年間表彰式

 サッカー女子日本代表の沢がアジア人初の国際サッカー連盟女子最優秀選手を受賞し、沢の著書を発行する出版社も沸いている。

 昨年11月に「負けない自分になるための32のリーダーの習慣」を出版した幻冬舎では、本の帯を受賞記念バージョンに変更することを決定。「夢をかなえる。思いを実現させるための64のアプローチ」を同月に発売した徳間書店は、今後掲載する新聞広告に「受賞を祝う言葉を入れる」(販売担当)としている。

 また、08年7月に沢の自伝「ほまれ」を発売した河出書房新社は、帯の変更のほか増刷についても検討し始めた。

 沢は昨夏のW杯優勝以降、ニュースやバラエティー番組に引っ張りだこ。女子サッカー普及のためメディアへの露出は欠かせない状況とはいえ、ロンドン五輪予選やリーグ戦に出場。そんな中で2冊の本を書いたことに、幻冬舎の見城徹社長は「ものすごい体力と精神力がなければできないことで驚異的だ。日頃のたゆまぬ努力があるからこそで、彼女がいかに素晴らしい人物かがこれだけでも分かる。沢選手は国民に愛される存在になった。その影響力はさらに大きくなるだろう」と話した。

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2012年1月11日のニュース